聖書を読む 「モーセ五書」

※私はミッションスクール出身ですが洗礼を受けていません(信徒でない)、 あくまで文学・歴史書として読んだ場合の個人的な感想です。基本的に信徒以外の方に向けて書いております。

トーラーとモーセ五書


ユダヤ教には律法(神の支持)が書かれている「トーラー」と呼ばれる文章があり、ユダヤ教徒の方々はこの律法に従って生活します。

「トーラー」はモーセが直接書いたと伝えられている事から、キリスト教では「モーセ五書」と呼ばれます。キリスト教でも同様に旧約聖書に収められてはいますが、イエスが処刑された際に一部の律法(儀式律法)は成就され守る必要がなくなったと考えられています。

神が書いたのかモーセが書いたのこんがらがってしまった人もいるかと思いますが、神が「十戒」を直接石板に書き、その後モーセ―がトーラーに「十戒」と「その他の律法」を直接書いという順番です。



石板のその後


神が直接書いてくださった「ありがたい石板」ですが、偶像崇拝をするイスラエル人を見て怒ったモーセが、何故か自分で叩き割ってしまいます。今の私達の感覚だと「そんな罰当たりな事しても大丈夫なのか!?」と思ってしまいますが、そんなモーセに神は「もう一回書いてあげるから石板を作ってね」と言ってくれます。

出エジプト記 32:18(口語訳)
モーセが宿営に近づくと、子牛と踊りとを見たので、彼は怒りに燃え、手からかの板を投げうち、これを山のふもとで砕いた。

出エジプト記 34:1(口語訳)
主はモーセに言われた、「あなたは前のような石の板二枚を、切って造りなさい。わたしはあなたが砕いた初めの板にあった言葉を、その板に書くであろう



本物の石板の姿


シナイ山で手に入れた「石板」と聞いて、茶色や灰色の墓石みたいな物を想像しませんでしたか?実際よく絵画等に書かれている石板はその様な見た目をしていますが、その場合は聖書やタルムードで書かれている内容が正しく反映されているとは言い難いのです。

驚くべきことに「タルムード」には石板はサファイアで出来ていたと書かれており、石板の大きさはだいたい50センチ四方と言い伝えられているので、石板の材質がサファイアである事を考えれば想像を絶する代物です。

石板は「契約の箱」に納めて管理されるのですが、このアイテムが後に偶像崇拝を禁止しているユダヤ教の崇拝の対象になっていきます。



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おぼさりてい

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